AR開発におすすめのソフトウェア

世界を拡張する注目の新技術「AR」

おすすめのソフトウェア

おすすめのソフトウェア

どれを使って開発をする?

「Amazon Sumerian」

ARの専門知識がなくても開発を行えるのが、Amazonが提供している「Amazon Sumerian」です。直感的な操作が可能で、簡単にオブジェクトを追加できます。エンドユーザーに対する仮想コンシェルジュなどの分野で多く使われていますよ。AndroidとiOSに対応しており、モバイルデバイス上でも実行可能です。Google ChromeやMozilla FirefoxなどのWebGL互換の最新ブラウザを用意するだけなので、非常に手軽なのが嬉しいポイントですね。プログラミングスキルは必要ありませんが、JavaScriptでの記述も可能となっています。

「ARKit」

別頁でも紹介した「ARKit」はiOSを対象にしたAR開発プラットフォームで、Appleから提供されています。Depth APIを採用しており、スマートフォンのカメラで撮影した空間に奥行きが生まれるため、現実世界と仮想空間が上手く融合します。ARKitはA9以降のプロセッサーを搭載したiOS機器ならどれでも利用可能ですよ。コード学習アプリ「Swift Playgrounds」にはARKitを使ったレッスンも公開されているので、プログラミングスキルに自信のない人でも手軽に開発に取り組めます。もちろん、Swift Playgroundsは日本語にも対応していますよ。

「Google ARCore」

「Google ARCore」はその名の通りGoogleが提供しているフレームワークです。専門知識がなくても開発ができますよ。カメラ機能と連携して立体映像や物体の表面などを検出するため、オブジェクトを活用した様々な表現を可能としています。Java・Unity・Unrealの各言語に対応しているので、該当する言語を使用する人はぜひ活用してくださいね。Googleは元々「Tango」という3Dセンシングカメラ技術を開発していましたが、ARKitの登場によりGoogle ARCoreの開発に力を注ぐようになりました。

「Spark AR Studio」

Facebookが提供している開発ツールが「Spark AR Studio」です。Facebookのカメラ・写真機能の拡張が可能で、作成したエフェクトをそのままFacebookで公開することも可能ですよ。複雑なコーディングを必要とせず、直感的に制御可能な作成画面は多くの開発者から評価を得ています。Unityと似た部分もありますが、Spark AR Studioの方が実行できる内容が制限されているのでスッキリした印象となっています。

「Snapchat Lens Studio」

「Snapchat Lens Studio」はSnapchatという写真投稿型SNSが提供している開発ルールです。MacとWindowsどっちにも対応していますよ。様々なARフィルターを適用して遊んだり共有したりできます。他のAR開発ソフトウェアと大きく異なるのは、あくまでSnapchatの中でのみ3Dオブジェクトが動き出すという点でしょうか。

「ARToolKit」

「ARToolKit」はARToolworksが提供しているオープンソースの開発ツールです。Mac・Windows・iOS・Androidと幅広い領域で開発できますし、Unityも使えますよ。ただ、オープンソースなのでサポートがない点がネックでしょうか。

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    インプットとアウトプットは、ARアプリ開発のアイディアを生み出すために欠かせません。具体的には、読書、他者と意見交換をするブレーンストーミング、紙に自身のアイディアを書き出していくペーパープロトタイピングがあります。

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    AR技術を搭載したアプリはすでに様々な分野からリリースされています。例えば、幅広い層のユーザーから人気の「ポケモンGO」や「ドラゴンクエストウォーク」も、AR技術を組み込んでいるんですよ。

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    ARは「Augmented Reality」の略で、日本語にすると「拡張現実」という意味です。現実世界の情報に新たな情報を追加して世界を拡張することができる新技術であり、大きな注目を集めています。